リスティング広告とは

リスティング広告とは、指定したキーワードが検索エンジンで検索された際に自社の広告を表示させることができるネット広告の一つです。
キーワードは広告主が主体的に選べ、ユーザーが自社の商品やサービスに関連するキーワードで検索した際に検索結果に表示されるので、テレビ広告や新聞広告と比較しコンバージョン率(商品購入や申込みなどの成果率)が高くなりやすく、自社商品やサービスの売上向上や認知度アップにつながります。
今回は、リスティング広告の特徴、役割、目的、メリット、実施手順などについてご紹介いたします。
ぜひ、企業の方でリスティング広告に取り組みたい方、自社の収益アップを目指している方は参考にしてみてください。
リスティング広告 – 目次
リスティング広告とは
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーの検索結果に関連して表示される広告のことです。
「検索連動型広告」「検索キーワード広告」「PPC広告」(Pay Per Click 広告=ワンクリック毎に支払う広告)などと呼ばれることもあります。
リスティング広告は、自然検索の上下やサイドに表示されるのが一般的です。
リスティング広告とは、検索エンジン上で自社の商品やホームページをアピールできるネット上の広告です。通常クリック毎に広告費を支払い、他の広告と比較し始めやすく結果がでるスピードが早い広告です。
リスティング広告の役割
リスティング広告の役割は、検索エンジン上に自社の広告を表示し、ユーザーにクリックしてもらい自社のWebサイトに呼び込むことです。
そのため、まずは広告をクリックしてもらうことが重要になります。
広告はユーザーが検索する「キーワード」とユーザーに見せる「広告文」が連動し、広告文の中にも「ヘッドライン」や「説明文」「エクステンション」などさまざまな設定項目があります。
自社の商品に関連するユーザーにクリックしてもらうためには、入稿する広告キーワードがユーザーが探したいと思っている情報と関連しており、かつ、広告文もユーザーの検索意図にマッチしており、クリックした先のページ(ランディングページとも言います)がユーザーの求める情報であったり欲しい商品だったときに一番の効果を発揮します。
そして、リスティング広告が役割を担うのはユーザーが検索エンジンで広告をみてクリックするまでの過程です。
広告をクリックしたあとはクリックされた先のページがいかにユーザーに商品やサービスの魅力を訴求し購入や申込みに繋げられるかが鍵となります。
リスティング広告ではクリックされることがまずは一番の役割となり、「キーワード」「広告文」「ランディングページ」が一体となって流れを設計する必要があります。
リスティング広告の役割はずばりお客さんの入り口となることです。入りやすい入り口だとたくさんのお客さんが来てくれますが、その分広告料も必要です。逆に入り口を絞るとお客さんは減りますが効率よく広告費を使うことができます。また、入り口を入ったあとの営業もリスティング広告の場合は大切になってきます。入り口の設計から来訪しれくれたお客さんの導線やクロージングまでをしっかりと計画しておくことで効率よくリスティング広告を運用することができます。
リスティング広告の目的
リスティング広告の目的は、最終的には自社商品・サービスの売り上げアップにつなげることです。リスティング広告をうまく活用することで、自社の収益アップにつなげられる場合も多いです。
リスティング広告はテレビ広告や雑誌広告などのマス広告と比較するとコンバージョン率が高くなりやすく、興味を抱いてくれるユーザーからの購入が期待できる広告ですが、広告をクリックされるだけで料金が発生する広告です。
ですので、会社や商品の認知度アップというよりは最終的な売上や申込みなどのコンバージョンにいかに効率的に挙げられるかが大切になります。
ですので、あまりにも一般的なキーワードを使用してクリック数が無駄に高くなったり、広告文が呼び込みたいユーザーではないユーザー層に響いてしまう広告文でクリック率は高いがコンバージョンがぜんぜん上がらないという事態は避ける必要があります。
リスティング広告の目的である「コンバージョン」をしっかりと設計してPDCAを回しながら広告やランディングページを常に改善していく必要があります。
リスティング広告の目的はあくまでも売上です。認知度やブランド力向上を目指す場合もあるかもしれませんが、ユーザーが何かを探している場所に掲載される広告という特徴を持つためリスティング広告との相性は良いとは言えません。最終的な目的である売上や問い合わせ獲得を忘れてしまうとただただ広告費を垂れ流す状態になりかねませんし、そのような例をたくさん見かけます。リスティング広告を行う際は目的を忘れずに運用・改善を続けていく姿勢が大切です。
リスティング広告のターゲットユーザーは?
リスティング広告のターゲットユーザーは、自社商品・サービスの潜在的な顧客です。
検索されないと、まず見てもらうことができないため、ユーザーの悩み解決に必要な情報を検索の一連の流れで提供していくイメージを持てば分かりやすいです。
オーガニックコスメを販売している企業の場合ターゲットユーザーはユーザーは肌に優しく添加物の入っていない化粧品を探しているのだと推測できます。
ですので、例えば「無添加 コスメ」「肌荒れを防ぐ 化粧品」「肌に優しいコスメ 通販」などのキーワードで、検索結果に連動して広告が表示されれば、購買意欲が高く関連したユーザーにリーチできる可能性があります。
この場合のターゲットユーザーは「女性、肌荒れに悩んでいる、自然素材や無添加の化粧品が好きで普段から良さそうな化粧品を探している」などと設定することができます。
リスティング広告のターゲットユーザーを設定するには利用者目線に立ち「どんなワードで検索するか」を想像し考えていくことが大切です。
リスティング広告のターゲットユーザーは、何かを検索しているユーザーです。ユーザー目線に立ってキーワード選定や広告文を考えることでターゲットユーザーに届くメッセージを伝えることができます。
リスティング広告で得られる効果は?
リスティング広告で得られる効果は、購入意思の可能性がある潜在顧客にアプローチができることです。
特定のキーワードを検索したとき、検索結果の上下に表示されるシステムとなるため、キーワードに関連する商品であればコンバージョン率が高くなりやすいです。
リスティング広告は自社商品・サービスを知ってもらう一つのきっかけになります。
逆に、まったく関心のない方に向けて発信することは広告費の無駄使いになるので避けるべきでしょう。
リスティング広告で何度か商品を目に触れる機会があると自社商品・サービスに関心を抱かせるきっかけを作れるので、購入に踏み切るための最初のきっかけを作ることができます。
リスティング広告はユーザーが検索するキーワードに対して広告を出稿できるので見込みのあるユーザーに対して効率的にアプローチすることができます。もちろんキーワードの選定や広告文はターゲットとなるユーザーに対してリーチするものである必要があります。
リスティング広告に適しているケース
ここでは、リスティング広告に適しているケースについてご紹介いたします。
自社商品・サービスのニーズが明確
1つ目は自社商品・サービスのニーズが明確になっているケースです。
ユーザーの悩みを解決するアイテムを取り扱っている企業であればキーワードや広告文の流れも作りやすいので、リスティング広告に向いているといえます。
例えば、ユーザーが「肌荒れ 防ぐ 化粧水」と検索した場合、肌荒れを防ぐ化粧水を提供している企業と広告の相性が高い可能性があります。
この場合は、自社商品・サービスは何の目的のために使われることが多いか振り返り、ニーズに沿ってキーワードを出稿することで広告を効率的に運用できます。
競合他社がリスティング広告を出している
2つ目は、競合他社がリスティング広告を継続して出している場合です。
競合他社が長い期間にわたってリスティング広告を出稿しているということは、リスティング広告の費用対効果が高いということです。
競合他社が長期的にリスティング広告を掲載している場合は、リスティング広告と相性の良い商品カテゴリである可能性が高いと言えます。
リスティング広告は狙っている顧客層にダイレクトに広告を出稿できる反面、自社商品にかなりマッチしたユーザーに見てもらわなければ広告の効率が悪くなる傾向にあります。リスティング広告はキーワードやターゲティングなどで狭い範囲のユーザーを狙っていく必要があります。
リスティング広告に適していないケース
ここでは、リスティング広告に適していないケースについてご紹介いたします。
テキストのみで魅力を伝えにくい商品
テキストのみでは自社商品・サービスの魅力を十分に伝えることは難しいケースの場合、リスティング広告でクリックを集めても成果につながらない場合があります。
特に見た目に特徴があるアイテムは、リスティング広告は不向きと言えるでしょう。
幅広いユーザーにアプローチしたい
幅広いユーザーにアプローチしたい場合もリスティング広告は適していません。
リスティング広告はキーワード単位で広告を出稿するので、ある程度ニーズが明確となるユーザーに対して成果を上げやすい特徴があります。
幅広いユーザーにネット広告でアプローチしたい場合は「ディスプレイ広告」や「各SNS広告」などが適しています。
商品単価や利益が安い
商品単価が安い場合も、リスティング広告で結果を出すのが難しくなります。リスティング広告の1クリックあたりの単価は50円や200円、500円など、キーワードの競合度や人気度によってかなり異なりますが、大抵の場合はコンバージョン率は良くて数%程度です。
商品単価や利益の低い商品の場合は数クリックで購入されないと利益がでない場合が多く、リスティング広告をだせばだすほど赤字になってしまう可能性があります。
商品単価が安い場合や利益率が低い場合は、リスティング広告を検討する前に商品単価の引き上げ(通販用に新商品を作る・組み合わせ商品を作る、など)や他のWebマーケティング手法(コンテンツSEOやコンテンツマーケティング・SNSマーケティングを内製でやるなど)を検討したほうが良いでしょう。
リスティング広告には向いている商品と向いていない商品があります。そもそもリスティング広告が自社の商品やサービスにあっているかを調査し、その後出稿の準備に取り掛かります。
リスティング広告を実施するメリットは?
ここでは、リスティング広告を実施するメリットについてご紹介いたします。
ターゲットを絞って広告配信ができる
1つ目は、ターゲットを絞って広告配信ができることです。
キーワード単位で広告を出稿できるので、自社商品・サービスの見込み客に向けてアプローチがおこなえます。
美容アイテムを扱っている場合、日頃からコスメを使用している方が使用する検索キーワードをもとに広告が発信できます。
ターゲットユーザーがズレているだけで、関心を強く抱いてもらうことはできません。
リスティング広告では、効率的なビジネスマーケティングがおこなえます。
即日にはじめられる
2つ目は、思い立ってすぐに利用を開始できることです。
リスティング広告の申し込みは、検索エンジンごとの申し込み手順に沿っておこないますが、通常数日程度で広告が出稿できる状態になります。審査はありますが、厳しい規定を設けているわけではありません。
リスティング広告は24時間365日、いつでもどこでも広告が開始できる即時性があります。
結果がすぐわかる
リスティング広告は広告が出稿された瞬間からデータにアクセスでき、広告がクリックを集めているのか、成果につながっているのかを確認できます。
成果が出ている広告やキーワードは横展開でより広範囲に広告を出すこともできますし、成果がでていない広告やキーワードを止めるのもすぐにできます。
結果がすぐわかり、その結果に基づいて内容を最適化できるのもリスティング広告のメリットです。
逆にSEOやコンテンツマーケティング、SNSマーケティングは結果がでるまでには時間がかかるので、もし短期的な結果が必要な場合はSEOやコンテンツマーケティングに取り組むよりもリスティング広告に最初にマーケティング予算を投入し、結果が出始めたら他のマーケティングキャンペーンにも予算を振り分けるやり方のほうがうまくいきます。
小額からはじめられる
リスティング広告は非常に小額からはじめられることもメリットの一つです。
検索エンジンに広告を表示するため、お金がたくさんかかりそうと感じる方も多いですが、例えば、Google広告では前払い「1,000円から」Yahoo!では前払い「3,000円」からリスティング広告がはじめられます。
広告費に多くの予算をかけられない場合でも、気軽に取り組みやすい印象があります。
敷居が低い点も、リスティング広告のメリットと言えるでしょう。
自由な広告文が考えられる
5つ目は、好きな広告文で配信ができることです。
セールスポイントがある自社商品・サービスこそ、魅力的な文言をそのまま反映させられます。
コンバージョン・クリック率が悪いときも、広告文の改善結果をリアルタイムで改善することができます。
リスティング広告は手軽に始められターゲットも絞りやすく結果もすぐにわかる点が魅力です。リーチできる層も他のメディア広告やSNS広告とは異なるのでマーケティングチャネルの一つとして抑えておきたい広告です。
リスティング広告を実施する注意点
リスティング広告を実施するメリットはたくさんありますが、少なからず注意点も存在します。
しっかりポイントを押さえた上で、運用をおこなぅていきましょう。
ここでは、リスティング広告を実施する注意点についてご紹介いたします。
検索されなければ広告を見てもらえない
1つ目は、検索されなければリスティング広告はユーザーに見てもらえないことです。
どんなに広告文やランディングページを魅力的な内容に仕上げたとしても、出稿するキーワードが検索されないと、ターゲットとなるユーザーにはクリックされません。
そのような場合は、自社商品・サービスの特徴を振り返った上で「キーワードプランナーなどのツールでキーワードをより検索されやすい一般的なキーワードに修正する必要があります。「どんな人が興味を持つだろう」「興味を持った人はどんなキーワードで検索するだろう」と原点に戻り、キーワードを考える必要があります。
広告慣れしたユーザーからのクリック率が下がる
2つ目は、広告慣れしたユーザーからのクリック率が下がることです。
興味がひかれるPRでも意識的に避けて、自然検索のページにたどり着くことが多いです。
リスティング広告は、わかりやすく「広告」の文字が表記されています。
目にしただけで、避ける材料として判断されやすいです。
一度避ける姿勢が身に付いたら、その後自然と目を向けることも少なくなります。
リスティング広告を活用するなら、どちらかというと、インターネットを使う頻度が高くないユーザーにも目を向ける必要があります。
競合他社と差別化が難しい
3つ目は、競合他社と差別化が難しいことです。
リスティング広告は、主にテキストのみで自社商品・サービスをアピールしなければなりません。
検索エンジンの結果に表示される特徴を持つため、限られたスペースで目立たせる工夫が必要です。
また、競合他社はどんなテキストを載せているか、観察することも簡単です。
競争から抜けるため、狙い目の検索キーワードを見つけることや広告文を差別化することが大切です。
リスティング広告においては広告が表示されるようなキーワードに広告を出稿することが大前提です。検索ボリュームが少ないキーワードだとまったく検索されないですし、一般的すぎるキーワードを選んでも広告が表示され過ぎで広告の結果が悪くなります。自社によってコンバージョンが高まるようなキーワードを選び、ターゲティングも絞り込み広告を運用していく必要があります。
リスティング広告のプラットフォーム
ここでは、リスティング広告のプラットフォームについてご紹介いたします。
Google Ads
Googleの検索画面に広告を表示したい場合は「Google Ads」を選びましょう。
Googleは日本では、検索エンジンのシェア率約8割以上を占めています。
リスティング広告を始める際の1つ目の選択肢となるプラットフォームと言えます。
ビジネスの目標に沿った結果も出しやすく、見やすい分析画面で最適化も行いやすいです。
また、Google Adsは、Google以外にも提携している検索エンジンに広告を表示できます。
以下が一部の検索パートナーとなります。
・goo
・ライブドア
・BIGLOBE
・@nifty
Google Adsは、さまざまなリスティング広告以外にもさまざまなキャンペーンタイプから広告を掲載できます。
以下が一例です。
・動画キャンペーン
・アプリキャンペーン
・検索キャンペーン
・ディスプレイキャンペーン
・ショッピングキャンペーン
自社商品・サービスの特徴に合わせた上で広告を選べます。
Google Adsは、予算の変更、広告掲載の停止も自由自在におこなえます。
Yahoo! Ads
Yahoo!でリスティング広告を運用したいなら「Yahoo! Ads」を選びましょう。
Yahoo!は知名度も高く、年間ログインID数は8,000万を超えているため、こちらも幅広いターゲットユーザーに効果的なアプローチがおこなえます。
また、Yahoo! Adsは、Yahoo!以外にも提携している検索エンジンに広告を表示できます。
以下が一部の検索パートナーです。
・日経ネット
・エキサイト
・オールアバウト
・フレッシュアイ
代表的なYahoo!広告は「検索広告」「ディスプレイ広告」が挙げられます。
自社商品・サービスの特徴に合わせた上で広告を選べます。
Yahoo!の専門スタッフが、広告掲載開始まで無料でおこなってくれるので初心者の方でもはじめやすいです。
日本で有名なリスティング広告のプラットフォームはGoogleとYahoo!となっています。どちらのプラットフォームも簡単にリスティング広告を始めることができます。また、Googleは世界展開をしているプラットフォームのため、海外企業が日本に進出する際に使用されやすいプラットフォームです。逆にYahoo!は日本独自のプラットフォームなので、リスティング広告を出稿している海外企業が少なめという特徴を持っています。自社の予算や商品に合わせてプラットフォームを選んでいきましょう。
リスティング広告の実施手順ややり方は?
ここでは、リスティング広告の実施手順ややり方についてご紹介いたします。
Google Adsの場合
リスティング広告をGoogle Adsではじめる場合の手順は以下となります。
・Googleのアカウントを登録する
・目標を設定する
・広告の掲載地域を指定する
・メッセージを作成する
・予算の上限を設定する
・掲載を開始する
Google Adsを利用する場合、Googleアカウントの登録が必須です。
「目標を設定する」では、ビジネス目標を設定します。
オンラインショップでの売り上げアップを目指しているなら「ウェブサイトへの訪問数増加」の項目を選択します。
電話での来店予約、問い合わせ数の増加を目指しているなら「電話件数」の項目を選択してください。
「広告の掲載地域を指定する」では、海外・国内などの掲載地域が設定できます。
自社商品・サービスのターゲットユーザーを振り返った上で、決めるようにしてください。
「メッセージを作成する」では、リスティング広告に載せるテキスト文を作成していきます。
魅力的なセールポイントを記載していきましょう。
「予算の上限を設定する」では、広告掲載にかける上限額を設定していきます。
初心者の方は、小額からはじめて様子を見る方法がおすすめです。
また、設定した予算に対して見込まれる効果も表示してくれます。
準備が整ったら、リスティング広告の掲載が開始します。
Googleが広告の成果に対して、改善をサポートしてくれるため、大変心強いです。
Yahoo! Adsの場合
リスティング広告をYahoo! Adsではじめる場合の手順は以下となります。
・申し込み
・広告管理ツールで設定
・広告の掲載開始
Yahoo! Adsを利用する場合、Yahoo!のアカウント登録が必須です。
無料で申し込みがおこなえます。
「広告管理ツールで設定」では、予算の上限、広告の作成などが設定できます。
予算や作成内容はいつでも変更が可能です。
審査が完了次第、リスティング広告の運用が開始されます。
Yahoo! Adsでは、無料の個別カウンセリングもおこなっています。
手堅くリスティング広告をはじめたい方にもおすすめです。
各プラットフォームとも、リスティング広告を初めて開始するユーザーに向けて詳しい説明資料や動画を用意しています。わからない場合は広告開始をサポートしてくれるサービスもあるので積極的に使って成功確率を上げましょう。
リスティング広告を成功させるコツ
リスティング広告を成功させるコツは、分析後、素早く改善することです。
リアルタイムでデータの確認・修正ができるため、特徴を最大限に活かしていきましょう。
独自のキーワードを見つけて反映させたり、広告文のテキスト内容を変えたり、結果の出ているキーワードに関連するキーワードを広げたり、逆に結果の出ていないキーワードを外したりなとの改善方法が挙げられます。
リスティング広告は設定してからが本番。
データを分析したあと、改善・反映することが大切です。
少しの工夫により、広告のクリック率が何倍にも上がることがあります。
リスティング広告の成功事例
リスティング広告の成功事例として、Google広告とYahoo広告で取り上げられている成功事例をご紹介します。
株式会社SASAKI
福岡県うきは市にある株式会社SASAKIは、木の加工を行う会社です。木の加工技術は高く製品力も高いのですがその技術を知らせる手段がなく、Google広告の運用を開始して新規取引先の開拓に取り組み始めました。
Google広告を開始してすぐに問い合わせがあり、新規取引先を38件獲得することに成功しています。遠い地域からの問い合わせも増え、場所にとらわれないネット広告の強みを活かした成功事例でもあります。
パレットの堅木などを探しているユーザーに対してマッチするキーワード・広告分を出稿しているため、すでに問い合わせ段階で9割型ビジネス取引が成立しており、「商品を探す人」と「商品を提供する人」をリスティング広告によってマッチングできた良い例です。
雅京都観光タクシー
雅京都観光タクシーは京都で観光タクシーを運営する会社です。
ウェブサイトは開設済みだったのですが、ウェブサイト自体をなかなか見てもらえないことが課題で、Yahoo!広告のリスティング広告を導入しました。
リスティング広告を導入後は3 ヶ月で売り上げが10倍に、その後も順調にリスティング広告を利用して売上を伸ばし、最終的にはリスティング広告導入前に比べ50倍増の売り上げをキープしている状態です。
素敵なサービスを提供しているが、なかなか認知度をあげられていない会社も、リスティング広告を利用することでスピーディーに認知度を上げ、売上を伸ばすことができる成功事例です。
効果的にリスティング広告を出稿することで今までリーチできなかった新規顧客に効率的に自社の商品やサービスをアピールすることができます。
リスティング広告の効果がでない原因は?
リスティング広告を出しても効果が出ない場合は様々な原因が考えられます。下記に主な原因をリストアップしてみます。
- キーワードが適切でない
- 広告予算が少なすぎる
- ターゲティングが適切でない
- コンバージョンのハードルが高すぎる
- ランディングページがキーワードの意図とマッチしていない
- 広告クリエイティブが原因
- 商品自体に原因がある場合
- 社内の運用体制が整っていない
など
リスティング広告がうまくいかない原因は一つではなく、様々な要素が絡み合っています。リスティング広告で成果が出ない場合はまずは原因を仮定・分析し継続して改善していく作業が必要となってきます。
リスティング広告のまとめ
リスティング広告を運用すると、見込み顧客に向けて効果的な宣伝がおこなえます。
自社商品・サービスの売り上げ向上にも役立てられます。
広告のプラットフォームは主に「Google Ads」と「Yahoo! Ads」です。
リスティング広告は思い立ってすぐに開始できます。
低価格でスタートできるため、敷居も低いです。
企業の方こそ、率先的に取り入れることをおすすめします。
自社の収益アップを目指すことができるでしょう。
今回は、リスティング広告の特徴、役割、目的
メリット、実施手順などについてご紹介いたしました。
横浜デザインビューロでは、Webマーケティングに関するHow toやコンテンツマーケティング、コンテンツSEOに関するお役立ち情報も発信しています。業界向けのBtoBコンテンツから消費者向けのBtoCコンテンツまで、コンテンツマーケティングの設計から分析、継続的なコンテンツの制作まで一括して行って得られた知識と幅広い業界のコンテンツ制作実績をもとに有益な情報を発信しています。
Webマーケティングを始めたいが何から手をつけたら良いかわからない、予算感やどのくらいの手間がかかるかわからない、どんなコンテンツを作ったらわからない、競合チェックのやり方がわからない、やコンテンツの改善を考えているがどこを改善したら良いかわからない、キーワードチェックのやり方がわからない、など、マーケティングに関するお悩みをお持ちの場合は是非チェックしてみてください。
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キーワードは広告主が主体的に選べ、ユーザーが自社の商品やサービスに関連するキーワードで検索した際に検索結果に表示されるので、テレビ広告や新聞広告と比較しコンバージョン率(商品購入や申込みなどの成果率)が高くなりやすく、自社商品やサービスの売上向上や認知度アップにつながります。
「検索連動型広告」「検索キーワード広告」「PPC広告」(Pay Per Click 広告=ワンクリック毎に支払う広告)などと呼ばれることもあります。
リスティング広告の役割は、検索エンジン上に自社の広告を表示し、ユーザーにクリックしてもらい自社のWebサイトに呼び込むことです。
そして、リスティング広告が役割を担うのはユーザーが検索エンジンで広告をみてクリックするまでの過程です。
広告をクリックしたあとはクリックされた先のページがいかにユーザーに商品やサービスの魅力を訴求し購入や申込みに繋げられるかが鍵となります。
リスティング広告ではクリックされることがまずは一番の役割となり、「キーワード」「広告文」「ランディングページ」が一体となって流れを設計する必要があります。
リスティング広告のメリットについては、ターゲットを絞って広告配信ができる、すぐに広告を出稿できる、結果がすぐわかる、少額で始まられる、自由な広告文が考えられるなどがあります。