コンテンツSEOとは?会社ホームページの事例やメリット、やり方

横浜デザインビューロ
コンテンツSEO

せっかくホームページを作ったが全然見られていない、記事コンテンツを書いているのに、なかなか集客につながっていない。

このようなお悩みはありませんか。

それは、コンテンツのSEO効果が低いことに原因があるかもしれません。

近年、新しいホームページへの集客手法としてコンテンツSEOが注目されています。

しかし、コンテンツSEOに興味がある企業の担当者もSEOコンテンツとは何なのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではコンテンツSEOとは何か、コンテンツSEOの特徴、コンテンツSEOを実施する目的やメリット・デメリットなどを解説します。

コンテンツSEOに興味がある企業の担当者は必見です。

目次

コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOの特徴は?

コンテンツSEOを実施する目的

コンテンツSEOがターゲットとするユーザーとは?

コンテンツSEOを実施することで得られる効果は?

コンテンツSEOを実施するメリットは?

コンテンツSEOの注意点やデメリットは?

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いは?

コンテンツSEOの実施手順ややり方は?

コンテンツSEOの成功事例

コンテンツSEOのまとめ

コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOとは、SEO対策の1つの方法です。

まず、コンテンツSEOの「コンテンツ」の用語の定義は、以下のように説明されています。

コンテンツ(contents (複数形))とは、「中身」のこと。

英語の関連語彙としては、コンテナ(wiktionary:container)の中身がコンテントcontentであって、語自体には「電子媒体(メディア)の」とか「特に、電子的な手段で提供する」という意味は全く無く、例えば書籍の「中身の情報」は、小説とか評論であって、それがコンテンツである。

デジタル、映像、商業、素人などといった複合語がある。

いわゆる「メディア」の中身の、文字列・音・動画などのことで、それらの内容である著作物を指すことも多い。

引用元:コンテンツ – Wikipedia

つまり、「コンテンツ」とは、文章(情報)の中身、内容のことを意味します。そして、コンテンツSEOとは、文章(情報)の中身、内容がある情報、検索ユーザーが関心や興味あるような役に立つ情報を発信し、検索結果でWebサイトの露出を増やしていき、検索エンジン経由で訪問してくれるユーザーを増やしたり、狙ったキーワードで上位化を目指したりする手法です。

さらに、コンテンツSEOは、良質なコンテンツを継続的に発信して積み上げることで、Yahoo! やGoogleなどの検索エンジンからの集客を狙う手法で、 SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)対策の一種です。

コンテンツSEOは各検索キーワードに応じて、受け皿となるコンテンツ(ページ)を加えていくことで、アクセス数を増やせます。各ページが検索エンジンからのランディングページとして機能し、検索エンジンからの集客を実現できます。

コンテンツSEOの理解があれば、検索エンジンから効率的に集客することができます。

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、SEO施策の一種でWebサイトにコンテンツ(テキストや画像、動画など)を追加していくことで検索エンジンからの集客を実現することです。

コンテンツSEOの特徴は?

コンテンツSEOが注目されるようになった背景には、検索エンジンの性能と精度が上がったことにあります。

以前のSEO対策では、Web上にアップされるコンテンツよりも、技術的な面が重視される傾向が少なからずありました。

つまり、小手先のテクニックで検索順位を上げることもできていました。

しかし、Googleなどが中心となって対策を行った結果、現在は明らかに検索結果の上位表示だけを狙ったような低品質なページは、かえって順位を低下させるようになっているのです。

その結果、サイト訪問者に役立つ情報を掲載している良質なコンテンツを提供することがSEO対策を行う上で重視されるようになりました。

では、コンテンツSEOの特徴はどのようなものか見ていきましょう。

後ほど説明しますが、コンテンツSEOを実施するメリットに、集客効果の長期間維持がありますが、コンテンツの検索順位が下落してしまうと、集客力の低下が発生します。

特にライバルサイトの出現やアルゴリズムの変更で、集客数が減じることは十分ありえます。

しかし、それでも人工被リンクなどに頼ったブロックハットSEOよりも、コンテンツSEOは圧倒的に集客効果の安定性が高いです。

理由は2つあります。

1つは、有益なコンテンツを増やすことで集客を図るコンテンツSEOでは、検索エンジンをだますような手段を使わないので、アルゴリズムアップデートによる順位低下の可能性が低いことです。

もう1つは、多様なキーワードで集客ができるということです。

コンテンツSEOではさまざまなコンテンツをWebサイトに追加していきます。結果的にあらゆるキーワードでさまざまな切り口から集客を実現することができます。

この2つがコンテンツSEOの特徴です。

コンテンツSEOの特徴

コンテンツSEOの特徴=順位変動がゆるやかで、多様なキーワードでホームページへの集客を実現できる。

コンテンツSEOを実施する目的

Webマーケティングの最終目標は、Webを通じて売上や新規問い合わせ、新規サインアップなどのコンバージョンやリードを獲得することですが、コンテンツSEOはその前段階として機能してくれます。コンテンツSEOを実施することで新たなトラフィックを呼び込むことができ、その結果Webサイトの価値が高まり、コンバージョンにつながっていきます。また、Webサイトの価値が高まると新しいコンテンツが検索エンジンに登録されやすくなり、新たなキーワードでのトラフィックを獲得しやすくなります。

コンテンツSEOの主な目的は、Webサイトのトラフィックを増加させ、Webサイトの価値を高め、コンバージョンを獲得することだと言えます。

下記では、各項目について説明します。

1. 様々なキーワードでトラフィックを集める

様々なキーワードにもとづいてコンテンツを作っていくことで、幅広くトラフィックを集めることができます。

基本的にはホームページに掲載されているコンテンツが多ければ多いほど検索エンジンからのトラフィックも増えてきます。

商品やサービスに関連する情報や使い方、FAQなど、コンテンツをどんどん投入していくことで様々なキーワードで検索流入を集めることができます。

関連コンテンツを追加していくことで、TOPページだけが上位化した際よりも多く、様々な関連キーワードで上位化が狙えるため、より多くのトラフィック増加が期待できます。

コンテンツSEOの実施初期では、上位化しやすい競合性の低いキーワードでコンテンツ追加して、検索流入を徐々に増やします。

こうして、サイトの資産を増やしていきホームページの価値を高めていくのがコンテンツSEOのコツです。

検索流入を増やすためには、関連キーワードを選定して、そのキーワードで専門性を考慮しながら、コンテンツを作っていくことが重要です。

また、検索流入が増えれば、多くの検索ユーザーがサイト内の他のコンテンツも訪問してくれるようになります。

2.  Webサイトの価値を高める

検索流入が増えれば、良質なコンテンツがより参照されやすくなるので、被リンクも増えやすくなります。

つまり、コンテンツSEOを継続することで、被リンクを獲得することが期待できます。

作成したページが検索ユーザーにとって価値のあるものだと検索ユーザーにコンテンツが支持され、検索ユーザーが自分のサイトで紹介する(検索ユーザーのサイトからリンクされる)ことがあります。

これが目的の1つ、被リンクが集まることでWebサイトの価値を高めることです。

コンテンツSEOにより、Webサイトの検索流入が増えた結果、関連サイトからの被リンク(被リンクドメイン数)が自然に増加します。

このようにコンテンツSEOを実施することで、関連サイトからの被リンク(外部)獲得が期待できます。

さらに、ある程度の被リンクがつけば、さらにWebサイトの価値-ドメインパワーが上がりやすくなり、新しいコンテンツの追加ですぐに上位表示できることが多いのです。

3. コンバージョンを獲得する

コンテンツSEOの最終目標はコンバージョンを獲得することです。オンライショップであれば商品の売上、BtoB向けの商品やサービスを提供している会社でれば新規顧客となりうるリード・問い合わせの獲得やホワイトペーパー、導入事例のダウンロード、メールアドレスの登録、セミナーへの参加申込など、Webサイトでサービスを提供しているサイトやアプリなどはサインアップが最終的な目的となります。

コンテンツSEOは自社の商品やサービスを知らないユーザーをターゲットに自社に関連するキーワードで集客を図るWebマーケティング手法です。コンテンツSEOに取り組むことでトラフィックを増やし新規顧客となりうるユーザーをWebサイトに呼び込みコンバージョンを目指していきます。

コンテンツSEOの目的

コンテンツSEOの目的は、様々なキーワードでコンテンツを作ることでWebサイトのトラフィックを増やし、Webサイトの資産価値を上げていくことです。Webサイトの訪問ユーザーを増やすことでコンバージョンの確率を上げていきます。

コンテンツSEOがターゲットとするユーザーとは?

コンテンツSEOの一番のターゲットユーザーは「自社のことや商品、サービスをまだ知らないユーザー」かつ「検索エンジンなどを使って何かを探しているユーザー」です。すでに自社のことや商品・サービスを知っているユーザー、すでに商品を購入したことがあるリピーターはコンテンツSEOのターゲットユーザーからは外れます。

コンテンツSEOの一番の目的は、Webサイトに自社の商品やサービスに関連するコンテンツを継続してアップロードしていき、検索エンジンに表示される回数を増やし、最終的には自社のホームページを見てもらうことになります。

そして、ユーザーは様々なキーワードで知りたい情報や欲しい商品を探ろうとしています。商品を知らないユーザーが検索エンジンで関連するキーワードで検索した時に上位に表示されることで、情報を提供やアクションにつなげることができます。この流れがコンテンツSEOの一般的な流れです。

そのためには、コンテンツがまずは必要ですし、ホームページのコンテンツが検索エンジンの上位に表示される必要があります。

Googleなどの検索エンジンは「ユーザーファースト」を掲げており、ユーザーにとって有益かどうかを重視しています。

ユーザーにとって有益である情報とは、ユーザー「知りたい情報」であり、「事実に基づいて」「詳しく」「わかりやすく」かいてあるWebページこそが高評価を得られます。コンテンツSEOではコンテンツの内容を重視して検索上位にあがることを目的としていますが、コンテンツはユーザーのためでなければなりません。情報の中身を良質なものにしなければ、ユーザーの需要は得られません。SEO対策で検索上位にあがったとしても、そのコンテンツ自体がユーザーに評価されなければ意味がありません。

これが、コンテンツSEOが注目されるようになった一番の理由です。

つまり、コンテンツSEOを実施することで、決定意思の高いユーザーが集まるということです。決定意思の高いユーザーこそが、コンテンツSEOがターゲットとするユーザーともいえます。もちろん、前提条件としてキーワードがアクションに移行しやすいキーワードであることが必要です。

ですから、検索上位にあがることも大切ですが、それだけにとらわらずユーザー視点でのコンテンツづくりをしていくことで、多くのトラフィックを集めることができます。

コンテンツSEOのターゲットユーザー

コンテンツSEOのターゲットユーザーは「自社の商品、サービスをまだ知らないユーザー」かつ「検索エンジンなどを使って何かを探しているユーザー」。決定意思が強め=コンバージョン率が高めのユーザーを集めることができる。

コンテンツSEOを実施することで得られる効果は?

ユーザーが物やサービスを購入したり申し込んだりするまでには、認知して、検討・調査を行い、購入・申込みするといった一連のプロセスが存在します。

そのプロセスの中で、ある程度、購入・申込みを決めたユーザーが、どのような物やサービスなのか等を調査・検討するために、検索エンジンを利用するということが多いです。

そのため、検索エンジン経由でアクセスしたユーザーは物やサービスへの関心があり能動的にアクセスしてくる傾向にあります。

アクセスしてきた時点で決定意思の高いユーザーであると考えられ、成約や購買につながりやすいと推測できるため、このユーザーを狙うことで効果的・効率的な集客が可能です。

また、コンテンツSEOは新しいコンテンツをWebサイトにどんどん公開していき集客を図るWebマーケティング手法なので、購買確率の高いユーザーを呼び込めると同時に、Webサイトの回遊率も高めることができます。

Webサイトに訪問してくれたユーザーが「こんなコンテンツもあるんだ!」といくつかのページを見てくれることでさらにユーザーのファン化を促進でき、Webサイトの信頼度も上げることができます。

そして、作成したコンテンツは長期に渡って資産として蓄積していきので、新規ユーザーの呼び込みとして使えるだけでなく、営業やサポート部門の資料としても活用できます。

コンテンツSEOの効果

コンテンツSEOに継続的に取り組むことで良質なコンテンツという資産がWebサイトに蓄積していき、新規ユーザーの獲得や認知度・信頼度アップに繋がっていく効果があります。

コンテンツSEOを実施するメリットは?

では、コンテンツSEOを行うことで得られるメリットについて、ご紹介していきます。

1. 集客効果が長期間継続する

コンテンツSEOのメリットとして、集客効果が長期間継続することが挙げられます。

ユーザーはネットを使って日常的に情報を収集しており、その際にGoogleやYahooなどの検索エンジンを利用します。

さらに、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスの普及により、インターネットユーザー数自体もますます増える傾向にあります。

そのため、コンテンツSEOによって幅広いキーワードでWebサイトが表示されるようにし、アクセスを獲得することで、長期に渡って集客を実現できます。

また、新聞広告やテレビCMや折り込みチラシでは、発信直後には爆発的な集客効果を生み出しますが、時間が経つにつれ急速に効力が失われます。ですが、コンテンツSEOは一度上位に表示されユーザーがWebサイトに訪問しはじめると、その効果は持続的に続きます。Googleのアルゴリズム変更や競合がコンテンツに力を入れ始めたなどでアクセスが一時的に減ることはありますが、ユーザー本位のコンテンツを継続して制作していれば自然と上位に表示され続けます。また、コンテンツ制作には時間がかかるため、競合があとから追いつこうと思ってもなかなか難しいという点もコンテンツSEOの特徴です。

一度公開したWebコンテンツは削除しないかぎり、継続的にYahoo!やGoogleなどの検索エンジンから見込み客を集客しつづけることができます。

2. コストパフォーマンスが高い

バナー広告やテキスト広告などは、表示やクリックなどのために継続して広告費を払い続けなければなりません。

また、広告費を払うのを終了してしまえば、そこで集客もすぐにストップしてしまいます。

しかし、コンテンツSEOであれば、表示やクリックなどの広告費は発生しませんし、ユーザーの役に立つコンテンツを継続して投入していけば、上位表示で長期的に安定した集客が可能になります。

さらに、新規コンテンツは、Webサイトの資産として蓄積されていきますので、広告と比較し長期的に見たコスト回収率は非常に高いマーケティング施策です。

3. 幅広く集客できる

コンテンツSEOは幅広いキーワードやテーマでコンテンツを作っていくので、商品に関連するあらゆるテーマで幅広く集客を実施することができます。

例えば、はちみつを販売しているサイトであれば、はちみつができる工程やはちみつに関するお役立ち情報、レシピなど、幅広くコンテンツを作っていくことで、商品だけでなくテーマに関する幅広いキーワードで集客を図ることができます。

4. ブランディング効果

多くのユーザーは、訪問するWebサイトを選ぶ際に表示順位を重視しており、上位に表示されていると、その業界・分野の主要な企業であると認識したり、検索エンジンから推薦されているという印象を持ったりする傾向があります。

そのため、コンテンツSEOによって、Webサイトにマッチする業界や分野における重要なキーワードで検索エンジンの上位表示を確保できれば、ブランド力を向上させることにつながります。

また、ユーザーに安心感を与え、Webサイトの信頼性向上に貢献してくれます。

5. コンテンツが資産として蓄積していく

コンテンツSEOでは、多くのコンテンツを作成していき集客を狙っていきます。紙ベースのダイレクトメールやチラシ、カタログなどのデザインは一度使うとその場限りで終わってしまいますが、コンテンツSEOで作り出したコンテンツは、長期に渡って継続して使うことができるのが大きなメリットです。一度コンテンツを作ってしまえばずっと残るので、同じコンテンツでずっと集客でき、コンテンツを営業やサポートのツールとしても使うことができます。

集客だけでなく、他の用途にもコンテンツを使用できることはコンテンツSEOの大きなメリットです。

コンテンツSEOのメリット

コンテンツSEOには多くのメリットがあります。早期に取り組むことで競合が追いつけないWebプレゼンスを獲得することができます。

コンテンツSEOの注意点やデメリットは?

コンテンツSEOには多くのメリットがありますが、取り組む前に留意しておきたい注意点やデメリットも存在します。

1. 効果が出るまでに時間がかかる

コンテンツSEOは集客効果の持続力は高いですが、効果が出るまでに時間がかかります。私の経験上ですが、新しいコンテンツからアクセスが集まり始めるのが、小規模なサイトであれば半年から1年程度、すでにページ数でいえば500ページ以上のコンテンツのストックがたくさんある中~大規模サイトでも3ヶ月以上はかかります。

コンテンツSEOに取り組むデメリットの1つに、短期間で成果が出づらく、中長期での取り組みが必要とされやすい点があげられます。

リスティング広告であれば広告費用を入金し、広告を用意し審査に通ればその瞬間から検索結果画面に広告が表示され、短期間での成果をあげやすいです。

一方、検索エンジンからの評価の土台が十分ではないケースでは、検索エンジンのクローラーの巡回や、順位決定に必要なデータが蓄積されるまでに時間がかかるため、コンテンツSEOで成果が出るまでに時間がかかります。

短期での成果が求められている場合は、コンテンツSEOだけに取り組みを絞るのではなく、Google広告やSNS広告、休眠顧客の掘り起こすなど、バランスよくマーケティング予算を配分する必要があります。

また、時間がかかるということは裏を返せば、早い段階でコンテンツSEOに取り組めば競合サイトがなかなか追いつけないということも言えます。可能な限り早い段階でコンテンツSEOに取り組むことで、競合が追いつけないWebサイトを作り上げることも可能です。

2. コンテンツの作成に労力と時間がかかる

これはどのWebマーケティング施策にも言えることですが、コンテンツSEOの取り組みにも多くの労力や時間がかかります。検索結果のランキング上位を獲得できるほどの良質なコンテンツを作るためには、多くのリサーチや知識に基づいた詳しい記事をライティング・作成していく必要があります。

ページの公開自体は簡単に思えるかもしれませんが、良質なコンテンツの立案や原稿の執筆、取材や必要なデザインの作成など、実際には非常に多くの手間と時間がかかります。

しかし、良質なコンテンツの立案は、実際のお客様への提案と同じことなので、大変で時間がかかるのは当然です。

その点を考えれば、良いコンテンツを作成することは、十分に労力と時間を費やす価値はあるといえます。

コンテンツSEOの注意点

コンテンツSEOは取り組み始めてから結果がでるまで時間のかかるWebマーケティング施策です。ですが、一旦結果が出始めると継続して新規ユーザーを呼び込めます。早く取り組みを開始することで競合が追いつけないポジションを確保することが可能です。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いは?

コンテンツSEOと似ているマーケティング手法としてコンテンツマーケティングがあります。どちらもコンテンツを軸にして集客や認知度アップ、エンゲージメント向上を目指すWebマーケティング手法ですが、両者の一番の違いはターゲットユーザーにあります。

コンテンツSEOは自社のサービスを知らないユーザーを検索エンジンを通して集客するのに対して、コンテンツマーケティングは自社のサービスを知らないユーザーだけでなく、すでに自社のことを知っていてWebサイトも何回も訪れたことがあるユーザーもターゲットに含まれます。

両者ともコンテンツを主眼におき、ユーザーファーストで役に立つコンテンツを作成していくという点は同じですが、そのターゲットユーザーには若干の違いがあります。また、コンサルティング会社によっては両者を同等にとらえている会社もあります。

コンテンツSEOやコンテンツマーケティングを外注する場合は特に、自社が成長させたい分野はどの分野なのかを事前にはっきりとさせ、外注先がコンテンツSEOに強いのか、それともコンテンツ制作に強い制作会社なのか見極める必要があります。

コンテンツSEOの実施手順ややり方は?

実際のコンテンツSEOの手順について、簡単に解説しておきます。

1. 商品・サービスの分析

たとえコンテンツが重要だからといって、闇雲にコンテンツを作成してWebサイトに公開しても成功には結びつきません。

まず、自社の商品・サービスの特徴や競合と比較した際の強みを徹底的に分析してき、それを求めている人々はどのような悩みを抱えているのか・どのような課題を解決したいのかをよく分析し、考察する必要があります。

つまり「顧客」を詳細に知ることが必要だということです。

2. キーワードリサーチとキーワード選定

自社の商品・サービスとそれを求める顧客について明らかにしたら、その人々が興味を示すキーワードの選定を行います。

Googleのキーワードプランナーや、関連語調査ツールを活用するなどして、キーワードを精査します。

ポイントとしては、そのキーワードに検索ニーズ・検索ボリュームがあるか、キーワードが自社の商品・サービスに適合したものか、そのキーワードで実際に検索し競合のページを確認し、上位表示が可能かどうかなどをチェックしましょう。

3. コンテンツ作成

キーワードが決定したら、そのキーワードに対してどういったコンテンツを作成するかを決めます。

ここでライバルサイトの状況などもチェックしておきます。

自社でサイトを作成する場合は、いきなりホームページ作成ソフトを使うのではなく、文書作成ソフトやメモ帳などでしっかりと下書きをしてください。

文章の構成についてはセールスライティング(コピーライティング)の技術を活用することをおすすめします。

場合によってはプロのコピーライターやコンテンツライターに依頼するのもよいでしょう。

しっかりと手間をかけて、丁寧にコンテンツを作成していく必要があります。

4. コンテンツを公開したら内部リンクを追加する

新規コンテンツは公開してから検索エンジンに表示されるまで、それなりの時間がかかります。検索エンジンに迅速にインデックスしてもらうために、他のページから新しいページに内部リンクを追加しましょう。内部リンクを追加するページは新しく公開したページに関連するトピックのページがベストです。内部リンクを貼ることで検索エンジンのクローラーは新しいページを早く認識でき、関連するトピックのページの情報を新たに登録することができます。

5. 新規コンテンツは公開3ヶ月後~を目安に結果が出ているかを確認する

新規コンテンツは公開してから結果が出ているかを分析しましょう。時期としては公開後3ヶ月後~が目安です。Google Search Consoleで該当ページをフィルターし、インプレッションや表示されているキーワード、順位を確認します。もし狙っているキーワードでまったくインプレッションが上がっていなければ、コンテンツのリライトや追記、画像の追加などを検討します。継続してコンテンツをブラッシュアップしていくことで、ユーザーの役に立つページにしていくことができ、順位も少しずつアップしていきます。

コンテンツSEOの手順

コンテンツSEOには難しい手順は必要ありません。一つ一つの手順を確実に踏み、優先順位に基づいてコンテンツを作成し、集客を実現していきます。

コンテンツSEOの成功事例

●クックパッド社

ここ数年で上位に上がった数千万人が使うレシピ投稿サイトのクックパッドのSEO事例です。

クックパッドはユーザーがレシピを投稿するタイプのサイトですが、クックパッド開発者のブログでは、事例として、「自由研究」コンテンツという編集コンテンツが検索上位を獲得するまでの取り組みを紹介しています。

施策内容は、まずキーワード調査を通じてユーザーのニーズを調べ、自社の強みを活かしたコンテンツ企画を行い、ターゲットキーワードをフォーカスし、DemandMetricsで順位をチェックしながらコンテンツ追加やワーディング・タイトル調整、リンク構造などの施策を行い、約1ヶ月かけて流入が極大化する状況を作るというものです。

SEO専任の担当はいないながらも、需要にマッチするコンテンツを提供するというSEO施策として非常に王道な進め方です。

この背景には、「テクニックに依存しない本質的なSEO」を志向し、「いずれかの分野でNo.1になるコンテンツを集める、作る」「ユーザーファーストなサービスであることを自問し続ける」を重視する姿勢が影響していると思われます。

「本質的なSEO」が社内浸透していることは非常に重要です。

事例:クックパッド開発者のブログ

コンテンツSEOの事例

自社の強みを理解し、その強みを表現することでユーザーファーストのコンテンツが作成できます。また、その姿勢が社内で共有されていることも大切な視点です。

コンテンツSEOの費用はどのくらいかかる?

「コンテンツSEO」などをコンサルしてもらうには、長期契約をして、毎月一定額支払いながらコンサルをしてもらうので、一過性ではなく継続的にSEO対策を行うことができます。

継続的にSEO対策を行うことで、SEO順位が上がるだけではなく、SEO知識もつき、社内でナレッジとして貯めることができます。

費用相場としては、ゼロからサポートしてくれる場合は30万円からの会社が多く、ある程度のサポート内容しかない場合は毎月10~20万円程度になるでしょう。

また、制作するコンテンツも外注する場合は、1記事あたりや1ページあたりの単価で計算する場合や、文字数で計算する場合もあります。また、内容によって調査のみでライティングできるコンテンツやインタビューが必要な記事、外部の専門家のチェックが必要な場合など、内容によってもかなり変動するので、記事制作も外注する場合は依頼内容や作業内容(どこまで自社でやってどこまでを外注するか)などを事前に明確にしておく必要があります。

記事あたりの概算コストですが、ネット上の調査のみで作成できる記事の場合は1記事あたり2万円~、SEOの知識を持ち実績もあるライターさんで1記事あたり10万円~、顔を合わせたインタビュー記事で15万円~、カメラマンの撮影やデザイナーの新規デザインが入る場合は20万円~30万円程度の費用感が多く感じます。

あくまでも参考程度ですので、内容を自社で詰めた後に見積もりを取る必要があります。

コンテンツSEOの費用や料金

自社で内製する作業と外注する部分をはっきり分け、長期的な視野に立ってコンテンツSEOの予算を作成しましょう。

コンテンツSEOのまとめ

ここまで、コンテンツSEOとは何か、コンテンツSEOの特徴、コンテンツSEOを実施する目的やメリット・デメリットなどを解説してきました。

コンテンツSEOはさまざまなSEO施策の中でも必須級の施策です。

小手先のSEOテクニックがGoogleのアルゴリズム変更によって駆逐されるなか、価値のあるコンテンツによりアクセスを増やそうというコンテンツSEOの考え方は本質的なので、長期的なSEO対策になります。

「価値のあるコンテンツ」を作るためにはユーザーに対する理解が不可欠です。

狙っている検索キーワードにユーザーが何を求めているのかを分析して、ニーズを競合サイト以上に満たすコンテンツを制作しつづければコンテンツSEOにおける成功に近づけます。

コンテンツSEOでコンテンツの評価を高めることができれば、検索エンジンからの流入を大きく伸ばすことが可能です。

コンテンツSEOに興味がある企業の担当者の皆さん、そのためには、ポイントを押さえて正しいプロセスでコンテンツSEOに取り組みましょう。

横浜デザインビューロでは、コンテンツマーケティングやコンテンツSEO、Webマーケティングに関するお役立ち情報も発信しています。業界向けのBtoBコンテンツから消費者向けのBtoCコンテンツまで、コンテンツマーケティングの設計から分析、継続的なコンテンツの制作まで一括して行って得られた知識と幅広い業界のコンテンツ制作実績をもとに有益な情報を発信しています。

コンテンツSEOを始めたいが何から手をつけたら良いかわからない、予算感やどのくらいの手間がかかるかわからない、どんなコンテンツを作ったらわからない、競合チェックのやり方がわからない、やコンテンツの改善を考えているがどこを改善したら良いかわからない、キーワードチェックのやり方がわからない、など、コンテンツSEOに関するお悩みをお持ちの場合は是非チェックしてみてください。

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