SEOとAIO:AI検索時代にSEO担当は何を変えるべきか

最近、こんな質問を受けることが増えてきました。
「SEOもAIOも両方対応できますか?」
体感としては、SEOのプロジェクトを開始するタイミングで、
ほぼセットのように 「AIOも見てもらえますか?」 と聞かれるケースが増えています。
これは偶然ではありません。
多くの企業がすでに、SEOだけでは不十分な時代に入ったことを感じ始めているからです。
では、SEO担当はAIOとどう向き合うべきなのでしょうか。
AIOは「別の専門領域」ではない
まず最初に整理しておきたいのは、
AIOをSEOとは別の、新しい専門分野として切り分けないことです。
AIOはSEOの代替ではありません。
また、SEOと並列に存在するものでもありません。
SEOが前提条件として存在し、その上に追加されたレイヤー
それがAIOだと考えるのが最も実務的です。
整理すると、役割はこうなります。
SEO:検索で「見つけてもらう」ための土台
AIO:AIに「使われ・要約され・正しく語られる」ための設計
AIOは、SEOが機能してはじめて意味を持ちます。
SEO担当の役割はすでに拡張されている
この変化によって、SEO担当の役割も変わりつつあります。
これまでのSEOは、主に
「検索エンジンにどう評価されるか」を考える仕事でした。
しかし今は、
AIにどう理解され、どう要約され、どう再利用されるか
まで含めて考える必要があります。
つまり、SEO担当は
検索エンジンだけでなく、AIも意識する立場になったということです。
何を変えるべきか:KPIの見直し
最も大きな変化は、KPIの考え方です。
キーワード順位やセッション数は、今でも重要です。
しかし、それだけでは不十分になっています。
これからSEO担当が見るべきなのは、例えば次のような点です。
ブランドやプロダクトが、そのページと正しく結びついているか
AIが要約したときに、意図した表現・文脈が保たれているか
そのページは「何についてのページ」だと一言で説明できるか
SEO担当は、
検索結果の外で起きている評価にも責任を持つ立場になっています。
日本市場で特に注意すべきポイント
この変化は、日本市場では特に重要です。
日本語コンテンツには、
表現の揺れ
主語を省略する文化
意図的な曖昧さ
が多く含まれます。
人間にとっては自然でも、
AIにとっては 「理解しづらい」「要約しづらい」 要因になります。
その結果、
AIに拾われない
誤った要約をされる
本来伝えたい価値が抜け落ちる
といった問題が起きやすくなります。
企業が本当に求めているSEO担当像
最近強く感じるのは、
企業が求めているのは単に
「SEOができる人」
「AIOがわかる人」
ではない、ということです。
求められているのは、
SEOを軸に、AIOまで一気通貫で設計できる人です。
SEOはもはやゴールではありません。
AIに正しく理解されるための前提条件になりました。
これからのSEO担当の役割
これからのSEO担当は、
「順位を見る人」ではありません。
検索とAIの両方において、
プロダクトやサービスが正しく理解される状態をつくる人です。
SEOとAIOを分けて考えるのではなく、
一つのプロセスとして設計すること。
それが、AI検索時代におけるSEO担当の価値になっていくと考えています。



